綾城の戯言。

ラノベや将棋など。好きなことを綴っていきます。

将棋大好き好き、軍曹くん。

先日、7月5日。

第5期叡王戦七番勝負第2局が兵庫県城崎温泉で行われ、222手で持将棋となった。

 

 

この番勝負、一体何局指すんですかね。

第1局は終盤の入り口くらいのところで千日手が成立。

当日20時50分から指し直され、終局は23時過ぎ。

超手数の将棋も、千日手指し直しも、よく見る気がしますね。

 

永瀬叡王千日手バッチ来いなイメージ。

「もう一局指せるんですか?嬉しいです。」

なんて言いそうな雰囲気すら感じます。

 

フルセットまで行ったら、9局指すことになるわけですよ。

七番勝負でただでさえ長いのに。

 

昨年の豊島将之王位VS木村一基九段(当時)の王位戦七番勝負、竜王戦挑戦者決定戦三番勝負、の十番勝負を思い出します。

王位戦の二日制と違い、持ち時間は長くないですが、それでも長い長い番勝負になるかもしれません。

 

千日手持将棋って? 

昨年の王位戦第4局でも、相入玉持将棋成立なるか……っといった場面がありましたね。

結果は285手の激闘の末、豊島先生の点数不足で木村先生の勝ち。

 

「じゃあ、どうなったら持将棋なの??」

って思うわけです。

 

似たようなものに(似ても似つかないですが。)千日手というものもあるのです。

 

千日手

千日手は比較的よく見るもので、聞いたこともあるかもしれません。

同一局面が4回現れた時千日手が成立します。

 

連続王手の千日手など例外も含めるとややこしいですが、

「さっきと同じやん。」

というのが繰り返されると、

「これ一向に進まんから、いったん中止な。」

となるのが千日手なのです。

 

千日手指し直し局は先後を入れ替えるので、先手が欲しい場合に後手番の時に千日手狙いで指したり、

この「4回」という時間を利用して、読んだりする高等テクもあったりします。

(『りゅうおうのおしごと!』とか読んんでいただけると……)

 

持将棋

それでは改めて、持将棋ってなんなの?に戻ることにしましょう。

何て説明すればいいのでしょう………

 

端的に言うと、

「互いに入玉し、詰む見込みがなくなった時に、引き分けにすること」

ですかね。

細かいルールは将棋連盟公式ページ を確認してください。(丸投げ)

 

超手数互いに詰むことなく、いくつかの条件をクリアしなくてはならないため、持将棋になることは珍しいのだ。

豊島先生は本局が初めて、永瀬先生は4局目(らしい)と、

「負けない将棋、永瀬拓矢が姿を見せているように思います。

 

大波乱の叡王戦

第5期叡王戦七番勝負第3局は7月19日、愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」にて行われます。

第1局第2局と波乱の展開となった叡王戦

豊島挑戦者の1勝で迎える第3局は、どのような展開になるでしょうか。

 

棋聖戦王位戦挑戦と、藤井七段に注目が集まっています。

しかし、波乱の叡王戦に、棋界頂上決戦の名人戦と他にも大注目の対局が目白押しとなっているのです。

藤井七段の記録更新とともに、楽しみにしていきたいですね。